「功労を認められず」加速するソン・フンミンのサウジ移籍 韓国メディアは下降する“評価”に衝撃「レジェンドとして扱われない」
トッテナムに栄光のタイトルをもたらしたソン・フンミン。その去就が話題を呼んでいる。(C)Getty Images
イングランドの名門トッテナムをけん引してきた韓国代表FWソン・フンミンの去就が大きく動き出そうとしている。現地時間5月29日に日刊紙『Daily Mail』をはじめとする複数の英メディアは、今夏の移籍市場でサウジアラビアの強豪アル・ナスルへの電撃移籍を果たす可能性があるとすっぱ抜いた。
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2015年8月にレバークーゼンから移籍して以来、10年もの間、ノースロンドンで戦い抜いてきたソン・フンミン。今季のプレミアリーグで17位と低迷したチームにあって、自身も精彩を欠く場面は少なくなかった。それでも去る5月22日にはマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)決勝での勝利(1-0)に貢献。クラブの悲願であったメジャータイトルをもたらした。
苦節10年で173ゴールを挙げてきた韓国の偉才の現行契約は26年6月まで。今夏に出ていく必要はないわけだが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの退団が決定的となっているアル・ナスルが大枚を叩くとなれば、トッテナムが「売り時」と考えて放出に踏み切る可能性があるという。『Daily Mail』は「ソンはアル・ナスルにとってクリスティアーノ・ロナウドの理想的な後継者と考えられている。そしてトッテナムのダニエル・レヴィ会長はチーム編成の抜本的改革を計画しており、今夏は大きな変化の夏になるかもしれない」と記している。
無論、33歳という年齢を考慮すれば、今が売却益を得る最高のタイミングと言えるかもしれない。とはいえ、10年間の貢献の末に、クラブにタイトルも届けたエースをあっさりと売りに出さんとする動きに、ソン・フンミンの母国では反発も生まれている。






