米騒然の先頭打者弾に見た意地 ジャッジに続いた大谷翔平の熱狂アーチが生んだ“金字塔”「信じられないかもしれないが…」
ダイヤモンドを一周する際も力のこもった表情を浮かべた大谷。(C)Getty Images
球場全体のどよめきが収まらない異様な雰囲気となった。
現地時間5月30日、ドジャースの大谷翔平は、本拠地でのヤンキース戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で初球を打ち砕く21号ソロを放った。
【動画】やられたらやり返す!ジャッジ一発の後にすぐさまアーチをかけた大谷
眼前で“ライバル”の一発を目の当たりにし、刺激を受けたのかもしれない。1回表にヤンキースの主砲アーロン・ジャッジが、バックスクリーン右に飛距離446フィート(約136メートル)の特大弾を突き刺し、ドジャースタジアムを騒然とさせていた。
そして迎えた1打席目だった。本拠地ファンの期待が膨れ上がる中、大谷は今季7勝無敗、防御率1.29の好投手マックス・フリードの投じた初球、インハイへの93.7マイル(約150.7キロ)の4シームを強振。鮮やかにセンター方向に弾き返した打球は、あっという間に左中間スタンドに着弾。メジャーリーグ全体でトップとなる今季21号の一発となった。
3連戦すべてが、『AppleTV』、『FOX Sports』、『ESPN』で全米中継され、球界全体でも大きな注目を集めた一戦で、いきなり千両役者ぶりを発揮した大谷。これで今季60得点目となったのだが、MLB史上最速の同点数到達となった。
1 2






