角田裕毅のQ1敗退は「大惨事」 元F1名手が再びの電撃シート交代の可能性を指摘「ローソンと同じ状況に陥っている」
エースドライバーであるフェルスタッペンに追いすがろうと、奔走する角田。しかし、状況は芳しくない。(C)Getty Images
レッドブルの角田裕毅への風当たりが強まっている。
現地時間5月31日、F1の今季第9戦、スペインGPの公式予選がバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、レッドブルの角田は最下位の20番手で1回目(Q1)での敗退。翌日に行われる決勝での巻き返しも現実的とは言えない状況となった。
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今季F1第3戦となった日本GPからレッドブルに緊急昇格した角田が、最後尾で決勝を迎えたのは、第7戦のエミリア・ロマーニャGP以来、今季2度目だ。しかも、この時は、公式予選で生じたクラッシュでマシンを大破させてしまったことによるQ1敗退があった。
しかし、今回は大きなアクシデントなどない状況でのQ1敗退だ。マシンのフロア部分に旧式パーツが用いられたとはいえ、「ほぼすべてのセットアップを試してきた」という角田曰く「ラップそのものは問題ないと思っていたし、ミスもなかった」。それでもタイムだけが上がらず……。レッドブルのクリスティアン・ホーナー代表も「ユウキがあそこまで大きく遅れるのは考えられない」と頭を抱える事態となった。
無論、決勝で大きく巻き返す可能性は“ゼロ”ではない。だが、本人が「個人としてできることはすべてやる。ただ、現実的には厳しい」と白旗を振っているように、やはり現実的とは言い難い。仮にポイント喪失となれば、昇格後7戦で4度目。角田に対する評価はよりシビアなものになるのは間違いない。






