「依然として懸念材料だ」佐々木朗希の今季復帰絶望に米衝撃 現時点でのノースロー調整に「失望のシーズンとしか…」
満足に投げられず、復帰プランの立て直しを余儀なくされた佐々木。(C)Getty Images
佐々木朗希の今季中の復帰は絶望的な状況となった。
現地時間6月15日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、試合前に行っている恒例の記者会見で、右肩インピンジメントで負傷者リスト(IL)入りしている佐々木について今季中は構想外であるという意向を示唆した。
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先月9日のダイヤモンドバックス戦の登板後に右肩インピンジメント症候群を患っていたことが判明した佐々木は5月13日からIL入り。その後は約2週間のノースロー期間を経て、軽いキャッチボールを再開していた。
しかし、「今は彼が自信を持ってボールを投げられる状態を作らなければならないと思っている」(マーク・プライアー投手コーチ談)という球団の意向もあり、ふたたび無期限ノースロー状態に。あらためて復帰プランの練り直しを図っていく方針となった。
いまだ回復の目途は経たず、具体的なプランニングも進んでいない。そうした佐々木の現状を「彼がこの環境にいること自体、大きな挑戦だったし、そこに健康面の問題も加わってくる」と説いたロバーツ監督は、「彼は先発投手だから調整には時間もかかるし、やるべき準備も多い。そう考えると、それ(彼が今季いないという前提で進める)は理にかなったやり方だ」と強調した。
大きな野心を持って挑んだメジャーリーグでの1年目。周囲の期待も大きかっただけに、米メディアでも今回のロバーツ監督による方針発表は、小さくない衝撃を生んでいる。






