「本気で調整させる気があるのか!」大谷翔平の“イニング制限”にMLB元社長が異論 ド軍GMは「最適な方法だ」と訴え
直近のナショナルズ戦では18球を投げ終えて降板した大谷。(C)Getty Images
「オオタニが1イニングだけ? 何をやっているんだ?」
ドジャースの大谷翔平が目指す「二刀流本格復帰」に異論が突き付けられたのは、現地時間6月22日に本拠地で行われたナショナルズ戦の直後だった。
【動画】大谷翔平が今季2度目の先発 スプリットで三振を奪うシーン
この日に今季2度目の先発登板を果たした背番号17は、最速100マイル(約160.9キロ)の4シームを交えながら、2奪三振を含め無安打、無失点と好投。1回(18球)を投げきったところで、チーム側が課している“イニング制限”によって、早期降板となった。
右肘側副靭帯の損傷からの復帰を目指し、リハビリの過程にある大谷。復帰の途上にある彼の現状を考えれば、必然の降板ではあった。しかし、これに一部の識者が反発。元マーリンズ球団社長のデビッド・サムソン氏は、米ポッドキャスト番組『Nothing Personal』で、先述の言葉に続き、「一体なにをやってるんだ。ロサンゼルスの記者たちは、デーブ・ロバーツ(監督)に“この起用法の意図”を問うべきだ」と苛立ちを爆発。「5、6日に1回、1イニングだけの登板などリハビリにもならない。本気で調整させる気があるのか」とも追及した。
無論、サムソン氏と同様に大谷のショート登板に批判が全く無かったわけではない。主に一部のファンだが、公式戦の場をリハビリに使用する異例の措置を「相手に失礼ではないか」と揶揄する声はSNSを中心に上がっていた。
もっとも、そうしたシビアな意見をドジャース側は全く意に介していない。それを物語ったのは、本人とのコミュニケーションを図っているブランドン・ゴームスGMだ。






