なぜアーセナルと契約解除? “日本最強DF”の衝撃退団に英記者が悲観「健康な時のトミを考えれば、ただ残念だ」
アーセナルとの契約解除に至った冨安。(C)Getty Images
日本最強DFのキャリアは、思わぬ展開を見た。現地時間7月4日、イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、日本代表DFの冨安健洋との契約解除を公表した。
現在26歳の冨安は、21年8月にイタリアの古豪ボローニャからアーセナルに電撃移籍。CBとSBを巧みにこなすマルチロールとして、ミケル・アルテタ監督からの信望も厚かった。
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だが、ノースロンドンのキャリアは怪我と向き合う日々でもあった。23年に右ヒザの手術を受けて長期離脱を余儀なくされた冨安は、今年に入って復帰するも2月に再びヒザを痛め、手術を執行。現在は約5か月と言われるリハビリの真っただ中にあった。
今回の決定は「双方合意の上」とされている。そのため、アーセナル側が一方的に契約を打ち切ったわけではなく、当面はリハビリを向き合う必要性がある冨安側にも何らかの意図があっての決断と見られている。
4年間でのプレミアリーグ出場試合数は65と決して多くはなかった。それでもモハメド・サラーら世界的なアタッカーたちを見事に封じてもいた冨安の印象深いパフォーマンスは、現地メディアに強いインパクトを残していた。
英国内にも広いネットワークを誇る米メディア『The Athletic』のアーセナル番を務めるアート・デ・ロッシュ記者は「健康な時のトミの活躍を考えれば、この退団はただただ残念だ」と強調。エモーショナルなメッセージを記した。






