米球宴HR競争に投げかけた大谷翔平の“疑問”に集まる賛同 米メディアがMLBに改善を要求「理想的な条件とは程遠い」
オールスターでの本塁打競争への出場が期待された大谷。そうした中で彼が不参加を決めた理由が話題となった。(C)Getty Images
今夏も“ホームランの祭典”に大谷翔平の姿はなかった。
群雄割拠のMLBのオールスター戦において、小さくない注目を集めるのは、前日に開催される本塁打競争だ。もはや恒例行事となっている同イベントは、並み居る強打者たちが己のパワーを証明するべく競う場となってきた。
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だが、近年は出場を志願する選手が減っている傾向にある。ファンはもちろん、興行を開催するMLBとしてもリーグ屈指の強打者に出場してほしいところだが、1ラウンド4分間という制限時間内に本塁打を量産しなければならないため、選手の負担は増加。今夏で言えば、大谷やアーロン・ジャッジ(ヤンキース)といった「球界の顔」と言えるスラッガーたちが出場を辞退していた。
そうした中で、二刀流スターが発した持論は興味深いものとなった。21年に同競争に出場し、フアン・ソト(現メッツ)と“延長戦”にまでもつれ込む熾烈な争いを披露した大谷は、後半戦で13本塁打(71試合)と失速した過去がある。その“前例”をふまえ、「(負担の大きい)現行のルールだとなかなか厳しいので、今のところ、チャンスはないかなと思う」と語ったのだ。
無論、野球人気の復活を幾度となく口にしてきた大谷だけに、ファンを中心とする周囲の願いは承知の上だろう。その上で、彼は「チャンスはない」と自身の考えを明確にしたのだ。






