千賀滉大、またも白星届かず 4回4失点に不安定さを強調「4イニングすべてでピンチに見舞われた」
千賀の復調はまだ先のようだ(C)Getty Images
戦列復帰後の勝ち星はまたもお預けとなった。
メッツの千賀滉大が現地時間8月2日、本拠地でのジャイアンツ戦に先発、4回を投げ4失点とまたも不本意な結果に終わっている。許した安打は5本だったものの、本塁打を1本打たれており、立ち上がりから安定感を欠く内容となった。
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初回はランナー2人を出しながら無失点で切り抜けるも、2回には長打と四死球でピンチを迎え、併殺打の間に1点を奪われた。続く3回では、ジャイアンツの4番マット・チャプマンを四球で出塁させると、5番ドミニク・スミスに高めの速球をとらえられ、右翼スタンドへと運ばれさらに2失点。4回にも2本の安打で1点を奪われ、この回限りで降板。4イニングで計4四死球と、自ら傷口を広げるような投球が続き、マウンドを降りている。
チームはこの試合、点の取り合いを制し12-6で勝利。千賀には勝敗はつかなかったが、これで右太もも裏の張りから復帰後、4試合連続で白星無し。各登板とも、故障前とは異なり不安定なパフォーマンスが繰り返されている状況だ。
メッツの地元メディア『SNY』も日本人右腕の現状を不安視している。今回の結果を伝えながら、「センガは、直近3試合で苦戦が続いており、土曜日の登板も同様の内容だった」などと指摘。また2戦連続でジャイアンツ戦での登板だったとして、「1週間ぶりの再戦だったが、この日は4イニングすべてでピンチに見舞われる展開となった」と苦言を呈している。






