ブルージェイズに舞い降りた22歳の超新星、記録ずくめの快投に交代時には本拠ファンから「もっと見させろ!」大ブーイングも
イェサベージの快投にファンは熱狂した(C)Getty Images
記録ずくめの快投でア・リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。ブルージェイズのトレイ・イェサベージが現地時間10月5日、ヤンキースとのア・リーグ地区シリーズ第2戦に先発。22歳の新人右腕は5回1/3を無安打無失点、11奪三振という圧倒的な内容で強力打線を封じ込め、2連勝に導いた。
【動画】これぞクローザー!佐々木朗希がしびれる場面で見事に抑えたシーン
今年9月15日のレイズ戦でメジャーデビューしたばかりの22歳。メジャー通算3試合しか経験のないルーキーが、大舞台での大抜てきに見事応えた。
1回から3つのアウト全てを三振で奪い、3回はアンソニー・ボルピ、オースティン・ウェルズ、トレント・グリシャムを、4回にはアーロン・ジャッジ、コディ・ベリンジャー、ベン・ライスを、2イニング続けて3者連続三振。自慢のスプリットに、面白いようにバットが空を切った。
MLB公式サイトによれば、11奪三振はデービッド・プラスらの8奪三振を抜いて、球団のポストシーズン最多を更新。また4回までに10奪三振は、2019年ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でのナショナルズのパトリック・コービンに並ぶメジャー最多記録という。22歳69日でのポストシーズンでの2桁奪三振は、1975年のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦のパイレーツのジョン・キャンデラリアが21歳335日で14奪三振したのに次ぐ2番目に若い記録となった。
球団史上最年少でのポストシーズン登板であり、6か月前には1Aでプロ初登板したばかりだった。1Aで11試合、2Aで8試合、3Aで6試合、そしてメジャーで3試合。1シーズンで全てのカテゴリーのチームでプレーし、10月にはついに名門球団相手に最高の舞台で輝いた。






