阪神がドラフトで獲るべき人材は? 藤川体制に潜む懸念材料を睨んだ”正攻法指名”、そして「外れ1位」で狙いたい”打てる捕手”
順風満帆なシーズンを送った藤川監督率いる阪神。その陣容に穴はないように見えるが…(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
今季に圧倒的な強さで2年ぶりのリーグ優勝を達成した阪神。主力選手もまだまだ若さがあり、しばらくこの強さが続く可能性も高そうだが、懸念材料があることも確かだ。
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投手では才木浩人、野手では佐藤輝明が近年中にメジャー移籍を目指すという報道も出ており、両雄の退団時に対する備えはまだ十分とは言えない。また、投手陣では2019年にドラフト1位で入団した西純は野手転向が決まった。若手投手で今後大化けが期待できそうなのは門別啓人と今朝丸裕喜くらいしか見当たらない。野手では、今季主戦捕手を務めた坂本誠志郎とチームが誇るリードオフマン、近本光司の後釜も気になるポイントだ。
10月15日時点では、目玉である立石正広(創価大・内野手)が1位指名の最右翼と報じられているが、チーム事情を考えても妥当な選択と言えるだろう。大学ナンバーワンの呼び声もある立石は、やや成績が落ちはじめている大山悠輔の後釜として最適な人材であり、仮に入団すれば佐藤がメジャーに移籍した後も長打力の大幅ダウンを防ぐことができそうだ。まずは競合覚悟で立石獲りに向かうというのが正攻法と言えるだろう。
近年の阪神のドラフトを見ていると1位で抽選を外しても同じポジションの選手を狙う傾向が強く、そうなると立石の次候補としては松下歩叶(法政大/内野手)、谷端将伍(日本大/内野手)の名前が挙がる。ただ大山はまだ余力があり、佐藤もオフにいきなりメジャーに移籍する可能性は高くないことを考えると、そこまで内野手にこだわる必要はないようにも感じる。






