ド軍の連覇に「野球はつまらない」の声 金満球団の王朝化に米記者が異論「後払いを廃止にすべきだ。ほぼ5億ドルのチームが勝ったんだ」
大谷、山本、スネル、グラスノー。ドジャースの連覇を支えた投手たちはいずれもFAで大型契約を締結した選手たちだった(C)Getty Images
ワールドシリーズ制覇以外は「失敗」――。そう位置付けられて始まったシーズンをドジャースは見事に駆け抜けた。
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現地時間11月1日に敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦でドジャースは5-4で勝利。9回裏にミゲル・ロハスの起死回生となる同点弾で息を吹き返し、11回裏にウィル・スミスのソロアーチで逆転。最後は9回途中から中0日でリリーフしていた山本由伸が抑え、球団史上初となる2年連続での世界一となった。
もっとも、ドジャースの優勝は「当然」という見方をするファンや識者は少なくない。というのも、近年のドジャースは毎オフのように大型補強を展開。チームの総年俸額もぜいたく税対象ラインを突破する3億5060万ドル(約553億8848万円)に達している。この額も、2023年12月に10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)で入団した大谷翔平との6億8000万ドル(約986億円)後払い契約によって抑えられていると言っていい。
そうした“過剰”とも言える投資に一部で批判は集中。球団間の大きな格差を生むとして、「野球界を台無しにしている」と揶揄されてもいる。
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