日本での「28.6%」が示す村上宗隆の“欠点” 米記者がNPB三冠男の可能性を分析「今のままでは本塁打を打つか、打てなくなるかのどちらか」
米球界でも注目の的となっている村上(C)産経新聞社
和製大砲の“可能性”が議論の的となっている。
オフシーズンの風物詩である「ストーブリーグ」の真っただ中にある米球界でクローズアップされているのは、去る11月8日にポスティング公示がされた村上宗隆(ヤクルト)だ。
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NPBキャリア8年で、通算265本塁打、同OPS.951を叩き出した“日本球界最強のスラッガー”を巡っては、すでにMLB複数球団関係者が獲得を熱望。現地時間11月10日からラスベガスで行われているGM会議においても、その存在は話題を生んだ。
いまだ25歳と若く、大きな伸びしろも残している村上。だが、そのポテンシャルに対しては、MLB挑戦に伴う“懸念”も一部で語られている。
米版『Yahoo! Sports』のジャック・ベアー記者は、「まだ25歳のムラカミは、9桁に上る大型契約を結ぶ可能性が高い」と指摘。米球界内での期待の大きさを伝えながら「彼がバットをボールに当てれば、必ず相手にダメージを与えるのは確かだ。しかし、ことMLBにおいてバットにボールを当てるのはかつてないほど難しくなっている」と指摘。村上のコンタクト率の低さを論じた。
確かに村上の三振率の高さはNPBでも際立ってはいた。三冠王に輝いた22年こそ空振り率31.7%、三振率20.9%ながらそこからの3年間で数値は悪化。上半身のコンディション不良で7月からの本格始動となった25年シーズンは、空振り率36.7%、三振率28.6%となっていた。






