ライムントのジャンプで暫定1位に立っていたドイツからも不満の声が上がった(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ五輪でスキージャンプの新種目として行われた男子スーパーチームは、3回目の第2グループ途中で、悪天候により打ち切りというまさかの結末を迎えた。競技最終盤、残り3人のジャンプが行われないまま、2回目までの成績により順位が決定。当然、予想外の裁定によりメダルを逃すこととなった出場国の関係者にとっては納得できない結果であり、競技運営に対しても憤りの声が上がったようだ。
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最終結果が4位に終わったドイツ代表のチーム首脳陣も怒りをぶちまけている。独紙『WELT』は現地時間2月17日に公式サイト上の記事の中で、ドイツスキー連盟(DSV)のスポーツディレクターを務めるホルスト・ヒュッテル氏による、「本当に、本当に腹が立っている。誰も理解できないからだ」というコメントを掲載した。
ドイツは逆転でのメダルを目指した3回目、第1グループのアンドレアス・ヴェリンガーが130mを飛んだ後、第2グループで雪の降りしきる中、フィリップ・ライムントが136mの飛距離をマーク。計796.5点で残り4人の時点で暫定1位に立った。しかし、そこから1人が飛んだ後、降雪により競技は進行すること無く、打ち切られている。快心のパフォーマンスを見せたものの、その記録は最終成績に含まれず。ドイツは4位で表彰台を逃している。
ヒュッテル氏のコメントでは、打ち切りのタイミングに異を唱えており、「私たちは皆、天気アプリを持っている。FIS(国際スキー・スノーボード連盟)も持っているはずだ。そのアプリは15分後に雪が止むと示していた。それが理解できない。なぜ誰も待っていなかったのか」などと言及。また、「ひどすぎる。お粗末な仕事だ。オリンピックは4年に一度だ。こうした状況では、もっと冷静なマネジメントを期待する」と語気を強めている。