スノボ採点に「後味の悪さ」「構造的欠陥」 専門メディア「選手は何故そのスコアになったのかを知る権利がある」【冬季五輪】
スノーボードのスロープスタイルでは日本勢が大活躍した(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ五輪は現地時間2月18日、スノーボードのスロープスタイル男女決勝が行われた。日本勢は、男子では長谷川帝勝(たいが)が銀メダル、女子では深田茉莉が金メダル、村瀬心椛が銅メダルという大活躍の1日となった。
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ただ、同時に採点競技の難しさも露呈した。スノーボード専門メディア『Transfer Magazine』は、「2026年スロープスタイル決勝が後味の悪さを残した理由」と題した特集記事を掲載。男女で金メダルを獲得した蘇翊鳴(スー・イーミン、中国)、深田を「並外れた才能の持ち主。その勝利は称賛されるべき」などと称賛しつつ、「結果に暗い影を落とし続けている構造的な欠陥を無視することは別問題」と断じた。現在の採点システムへの疑問を呈している。
特に男子決勝では、転倒のあった滑走がミスなしの滑走を上回る現象が起きたことに対し、「イーミンの転倒を含むランが、回転数に関わらずマーク・マクモリス(カナダ)の完璧なランよりも高いスコアを記録したとき、何かがおかしいと感じざるを得なかった」と論じた。
同メディアが問題視するのは、採点項目のバランスと透明性の欠如だ。特にレールセクションの評価と、ジャンプ台での空中難易度の重み付けが不明瞭であり、「一部の解説者やファンからは、レールセクションを繋ぎ、スムーズなトリックを決めた選手が、より高難度のエアを繰り出した選手よりも不釣り合いに高く評価されているという指摘があった。この採点バランスの偏りは、誰の目にも混乱を招くものだった」と指摘している。





