ドミニカ戦0-10敗北の余波 韓国球界で広まる“ガラパゴス化の壁”への懸念 FAやポスティングの規制にメス?「日本のように柔軟にすべき」【WBC】
WBCでさまざまな経験をした韓国代表。そんな精鋭たちの戦いをふまえた“ある見解”が広まっている(C)Getty Images
「“井の中の蛙状態”にすることが球界の発展を守る道なのか」
17年ぶりに歴史の扉はこじ開けた。しかし、その幕切れはあっけないものだった。去る3月13日(現地時間)に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝で、韓国代表はドミニカ共和国代表に0-10でコールド負け。文字通り防戦一方のまま打ちのめされた。
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希望も生まれた大会ではあった。準優勝を果たした2009年大会を最後に1次ラウンド敗退が続いていた韓国は、最終戦で、しかも失点率の差で準々決勝に進出。薄氷の突破ではあったものの、母国に明るいニュースを提供したのは間違いなかった。
ただ、メジャーリーグの精鋭たちが揃ったドミニカには及ばなかった。投打で圧倒されてのコールド敗戦は、まさに力負けと呼べる内容だった。
選手はもちろん、韓国球界全体での底上げが求められる中、母国内で叫ばれ始めているのは、選手の海外挑戦を促す動きの活発化だ。日刊紙『Mania Report』は「結局、韓国野球は、年間1200万人の観客動員という成果に酔いしれ、自分たちだけが楽しむ“ガラパゴス”へと転落してしまった」と指摘。母国選手たちの低レベル化が顕著だという現状を嘆いた。
「閉鎖空間を打ち破るためのアイデアはさまざまに挙げられているが、どれも一過性の対策に過ぎない。“アジア枠制度”や“外国人選手枠の拡大”は確かにリーグのレベル向上に寄与するが、いずれも国際大会という極限のプレッシャーの中で直面する本物のメジャーリーガーたちが持つ勢いを再現することはできない」
そうした中で同紙は「我々に残された道は一つしかない。選手たちがメジャーリーグ(MLB)という巨大な生態系に大挙して進出することだ」と断言。当然、国内リーグの水準低下による空洞化が懸念されるわけだが、「それは孤立を招く典型的な“ガラパゴス的思考”だ」と一喝。国際化が進む野球界で存在感を示すために、大局を見るべきという見解を展開した。
「スターを無理矢理に引き留めて、“井の中の蛙状態”にすることが球界の発展を守る道なのか。それとも有望な選手たちが世界の大舞台を駆け巡る姿を見て、若者が野球のボールを握るようになることこそが守る道なのか。それをよく考えるべきである」







