かつて球界で一世を風靡したルース。その存在価値を大谷は上回っていると論じられた(C)Getty Images
今季から右肘側副靭帯の損傷を負った2023年以来となる投打二刀流でのフル稼働を目論んでいる大谷翔平(ドジャース)。その船出は、上々だと言えよう。
去る現地時間3月31日には、本拠地で行われたガーディアンズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。投手として6回(87球)を投げ、6奪三振、被安打1、無失点と好投し、今季1勝目を挙げた。
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打撃では、現地時間4月3日の試合終了時点で23打数5安打(打率.217)、1本塁打、4打点、0盗塁、OPS.754と、やや“豪快さ”に欠けるが、それでもナ・リーグ2位タイの7四球を選び、チャンスメイクという先頭打者の役割は全う。投手との調整がハマれば、打ち出の小槌のように打ち出す予感は漂わせている。
何よりも投手としても異彩を放ったことで、彼の歴史的な価値が改めて高まっている。日刊紙『New York Post』のポッドキャスト番組「Schein Time」のホストを務めるスポーツジャーナリストのアダム・シャイン氏は「何度でも言わせてくれ、彼のやっていることは、まさしく異常なんだ」と熱弁。そして、同紙の拠点となるニューヨークで一時代を築いた往年の大スターとの比較を展開した。
「ベーブ・ルースだって? いや、もう勘弁してくれ。ショウヘイ・オオタニとベーブ・ルースを同じ枠組みで語るなんて二度と聞きたくない。その比較や分析はもはやオオタニに失礼だ。これだけ進化した時代に二刀流で活躍を続ける彼を見るのは、スポーツファン、何よりも野球ファンなら正直なところ分かっているはずだ。あなたは自分が今、これまでに見たことがないものを目の当たりにしているんだ、と」