防御率0.82の圧巻投球も…反比例する「打者・大谷」の不安 ド軍首脳陣が見た5月打率1割台と打てない異変「普段なら打てる球を見逃している」
今季は打席内で精彩を欠く大谷(C)Getty Images
ドジャースベンチが動いた「異例のケア」
久々に快音が響き渡った。現地時間5月12日に行われた本拠地でのジャイアンツ戦で、大谷翔平は、3回の第2打席に、実に53打席にぶりとなる本塁打を放った。
相手先発のエイドリアン・ハウザーが投じた4球目の外角シンカーを振り抜き、左中間スタンドに放り込んだ。初回の第1打席でも右前打を放っていた大谷は、結局、2打数2安打2打点と活躍。マルチ安打をマークするのは、5試合ぶりの出来事となった。
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今季は自らの未来を占う重要な年でもある。右肘側副靭帯の損傷による手術をした2023年以来となる投打二刀流での“シーズン完走”を目指している中で、投手としては開幕からすこぶる調子が良い。現地時間5月13日のジャイアンツ戦で7回(105球)を投げ、被安打4、無失点、8奪三振と快投した大谷は、今季は計7先発で3勝、防御率0.82、WHIP0.82、奪三振率10.32とエース級の働きを見せている。
一方で打者としてはどうにも芳しくない。先述のジャイアンツ戦で放った一発は10試合ぶりで、5月に入ってからの打撃成績は、打率.196、1本塁打、出塁率.261、長打率.250、OPS .511と鳴りを潜めている。同期間の三振率(23.9%)の高さは、精彩を欠く現状を物語っているとも言えよう。
状態を重く見るドジャース首脳陣も“ケア”に動いた。現地時間5月13日のジャイアンツ戦から2戦連続で、打線のスターティングオーダーから外す措置を決定。米局『Sports Net LA』の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、本人と熟考を重ねた方針であると認めた上で、「打席に2日間も立たないからといって良い感触が途切れるとはまったく思っていない」と断言。「ショウヘイは身体やメカニクスに非情に敏感だが、しっかり把握している。今回の目的は身体をリセットさせる時間をあたえること」と明かした。
指揮官が指摘した通り、細かなメカニクスなど「不振」の理由は様々に考えられる。では、日々打撃の微調整に携わっているコーチは、大谷の現状をどう見ているのか。







