防御率0.82の圧巻投球も…反比例する「打者・大谷」の不安 ド軍首脳陣が見た5月打率1割台と打てない異変「普段なら打てる球を見逃している」
数字上に表れる大谷の「不安」
長打になる確率が高くなる角度と速度で打った割合を示すバレル%も16.8と例年と比較して低下傾向(2025年は23.5%)にある。そんな大谷の打席内での異変について「彼は普段なら打てる球を見逃しているからだ」と論じるのは、2019年からドジャースの打撃コーチを務めているロバート・バンスコヨック氏だ。
メジャー経験どころかプロ野球選手としての経験も皆無な同氏は、セイバーメトリクスを活躍した指導に定評がある。データ解析を用いた細かく、そして明確なサポートは、選手たちからも好評だ。
そんな最先端の叡智を利してきた名コーチは、米誌『Sports Illustrated』で、大谷の“課題”を炙り出している。
「普段なら打てている球を見逃している。それが分かりやすい言い方だろうね。いつもだったら確実に打っているはずの球を、今は打ち損じているケースが多いんだ」
実際、空振り率は28.7%と前年比でマイナス4.7。さらに昨年に58.7%もあったハードヒット率はマイナス12.4%と、バンスコヨック氏の言う「打ち損じているケース」が増えているのは数字上でも明確に現れている。
大谷の完全復活は、ドジャースにとっても浮沈のキーポイントなる。悪戦苦闘の日々を間近で支えているバンスコヨック氏は、こう思案する。
「おそらく、(打撃)フォームとかのメカニカルな問題なんだ。今はスイングが明らかにいつもの彼の調子ではないからね。普段の彼は相手の失投を確実に打ち返すのが得意だ。だけど、今はそれをあっさりと逃してしまっているからね」
ここから“打者・大谷”はどう復活を遂げていくか。その行く末は、二刀流をいかにして継続させていくかにも関わるだけに、ドジャースベンチの判断を含めて注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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