いつの間に上顎や歯の裏に腫れ物!?実は噛み締めや歯ぎしりのサインかも
[文:ホワイトホワイトデンタルクリニック(https://www.whitewhite.jp/)]
ホワイトホワイト審美歯科医師の石井です。
皆さんは、いつの間にか上顎や下前歯裏あたりにポコポコと腫れ物ができているのをみつけたことはありますか?
昨年、歌手の堀ちえみさんが口腔癌を公表されたこともあり、口の中にいつの間にか腫れ物ができたことを気にされて来院される患者さまが多くいらっしゃいました。
しかし、お口の中にできる腫れ物は全てが悪い物な訳ではなく、特に治療の必要がない物も沢山あります。
今回はその中でも、歯ぎしり噛み締めによってできる腫れ物についてご紹介したいと思います。
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上顎や下顎にできる骨隆起とは
歯ぎしりや噛み締めが強い方は、噛む力が骨に長く・強く伝わるために、骨が増殖することがあります。
それが上顎や下顎の裏に骨隆起となって、ポコポコと腫れ物のようにできてきます。
上顎にできる物を「口蓋隆起」、下顎にできる物を「下顎隆起」と呼びます。
通常これらの骨隆起は、成人以降にできてくることが多いです。
なので、今までなかった腫れ物がいつの間にか出来ていて驚かれる方がよくいらっしゃいます。
骨の隆起なので、触ると硬いのが特徴です。
骨隆起が出来る原因と治療法
人の噛む力は想像以上に強く、噛み締めが強い方や歯ぎしりの癖がある方は、顎の骨に噛む力が長い期間伝わるために、骨の反応として骨が増殖し、骨隆起ができるといわれています。
骨隆起があること自体は問題ありませんので、特に治療をしないことが多いです。
ただし、入れ歯を入れる時に骨隆起部分が擦れてお痛みがある場合などは骨隆起を切除することがあります。