野村克也さんの「お別れの会」と「追悼試合」が新型コロナウイルス感染拡大の余波で延期に・・・
新型コロナウイルス感染拡大の余波は至るところへ及んでいる。2月11日に虚血性心不全のために84歳で死去した野村克也さん。「お別れの会」が3月16日に青山葬儀所で予定されていたが、延期されることが野村さんのマネジメントを務めていた事務所から発表された。
追悼試合も延期が決定
野村さんの葬儀・告別式は既に近親者で執り行われた。一般会葬者も参列できる本葬儀として「お別れの会」は企画されたが、騒動が収まるのを待ち、シーズンオフに日程を再考する。「お別れの会」は関係者は正午から午後2時まで、一般ファンらは午後2時から参列できるとされていた。
本葬儀だけではない。阪神は3月8日の巨人とのオープン戦(甲子園)を野村さんの追悼試合とすることを予定していたが、こちらも延期が決まった。試合は予定通り行うが、追悼試合としての開催は後日に持ち越す。代替日は未定という。
ヤクルトはペナントレース開幕後、3試合目となる3月22日の阪神戦(神宮)を、野村さんの追悼試合とすることを発表している。1990年から98年までヤクルト、1999年から2001年まで阪神の指揮を執った野村さんを悼んでのもの。当日はヤクルトの監督、コーチ、選手、スタッフ全員が、野村さんが監督時代に付けた背番号「73」を背負いプレーする。ただプロ野球の開幕自体が不透明なまま。今後の新型コロナウイルスの感染拡大の行方次第では、この追悼試合も開催が微妙になってくる。