東京五輪が1年延期となった場合、五輪参加かメジャー移籍か二者択一を迫られる「メジャー予備軍」のプロ野球選手は?

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 果たしてこの夏、聖火は新国立競技場に灯るのか。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年東京五輪開催の是非についてさまざまな声が飛び交っている。

 通常通りの開催か、無観客開催か、限られた国や地域による限定開催か、延期か、はたまた中止か。

 予定通りの開催を目指す方針を示しているIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長は19日、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に「違うシナリオも検討はしている」と予定変更への含みを持たせた。

 多くのアスリートが2020年夏にピークが来るように、調整を重ねてきた。仮に1年延期であっても、心身両面の再調整は簡単なものではない。その中でも大きな影響を受けそうなのが、サッカーと野球の2種目だ。

五輪延期の場合、サッカー代表選手の年齢制限が影響


 サッカー五輪代表には23歳以下という年齢制限がある。2021年夏への延期の場合、1998年1月1日以降に生まれた選手しかプレーできない。

 現在のU23日本代表も最年長にあたる1997年生まれを軸にチームがつくられてきた。DF渡辺剛、DF中山雄太や、MF森島司、FW前田大然らがその世代にあたる。

 もっともこの条件は各国共通。延期された場合、年齢制限もその分だけ引き上げるようルール変更される余地は十分ありそうだ。サッカー以上に日本代表へ与える影響が大きいのは野球かもしれない。

 MLBが主催側につき3月に行うワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と違い、レギュラーシーズン期間中に行う五輪には、MLB選手の派遣が認められていない。

 昨秋の国際大会・プレミア12に優勝した侍ジャパンだが、エース格として3試合に先発した山口俊がその後にトロント・ブルージェイズへ移籍。大会は負傷辞退したが、本来なら1番打者を任されるはずだった秋山翔吾はシンシナティ・レッズへ移った。プレミア12はメンバー外だったが、かつて日本代表の主軸だった筒香嘉智もタンパベイ・レイズへ。彼ら3人はこの夏に東京五輪が無事開催されても、日の丸を背負うことはできない。





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