熱々の飲み物は要注意!がんのリスクが上がる可能性も?!
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
WHO(世界保健機関)の専門機関IARC(国際がん研究機関)の調査によると、普段から65度以上の「とても熱い茶」を飲む人は、「冷たい・ぬるい茶」を飲む人に比べて食道がんを発症するリスクが2倍ほど高いと言われています。
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65度とはどのくらいの熱さなのでしょうか?
一般的に飲食店でのコーヒー提供時は80~82度、飲みごろは68~70度だと言われています。
食道とは消化管の一部で、口から入った食べ物を胃に送る際に通る器官です。
のどから胃の入り口までの約25cm、厚さ4mmほどの臓器で、粘膜や筋肉の層で構成されています。
食道がんとは、この食道の粘膜にできるがんです。
食道がんの大きな原因の一つは生活習慣と言われています。
生活習慣が食道がんに影響を及ぼすのは、食道が食べたものに直接触れる器官だからといえます。
口から入った食べ物は、食道の筋肉が収縮することで胃へ送り込まれるため熱いものなどの刺激を受けると、食道の細胞の遺伝子が傷つきやすくなります。
何度も傷つくと、次第に修復しきれなくなり、がん細胞が発生します。がん細胞ができても通常は免疫の働きで排除できますが、リスクを高める生活習慣が多いほど、がん細胞も多く発生しやすくなります。
熱いもの以外で食道がんのリスクを高めると言われているものは、
・アルコール
・たばこ
・辛いもの(刺激物)
などです。