岩村明憲、大谷の二刀流復活へのカギは「コミュニケーション」
いよいよ今週幕を開けるメジャーリーグ。
開幕を目前に控えた中、元メジャーリーガーで現在はBCリーグ福島レッドホープスで監督兼球団社長を務める岩村明憲さんに、今季二刀流復活が期待される大谷翔平について話を聞いた。
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監督選手間のコミュニケーションが大事
ーマドン新監督が明かしたプランでは、毎週日曜日が投手登板、登板前後に休日を与え、残りを打者出場。このスケジュールについてどう思いますか?
「一昨年に、同じ起用法を経験済みなので、本人的には問題はないと思います。マドン監督自身も、必ず出場日に関して大谷本人と話をしていると思いますし、GMや監督の一存では決めてないはずなので、3人のコミュニケーションが取れていれば問題はないんじゃないかなと思います。」
ー一昨年に肘、昨年は膝の手術をしていますが、二刀流復帰の上で、このスケジュールで怪我の心配はないですか?
「怪我に関しては野球をしている以上付き物だと思います。ただ二刀流に関しては前例がないことですし、監督自身も作戦の一つとしてやりたいはず。途中ローテがずれたとしても、首脳陣とのコミュニケーションが取れていれば、何曜日に登板しても問題はないと思いますし、それ以外の日も大谷くん本人が、体が動くうちはDHで出場できるというかもしれないですしね。ただ二刀流をしている選手にしかわからない疲れもあるし、そこはチームとしての考慮が必要だと思います。」
ー今季はコロナの影響で60試合しかありませんが、この日程は大谷選手にとって有利ですか?不利ですか?
「有利だと思いますね。通常どおり開幕していれば投手としては間に合っていませんでしたし、コロナで大変な中ではありますが、ポジティブに捉えると良かったと思います。」
ー限られた日程の中でチームの戦い方も変わってきますか?
「そうですね。恐らく今年はプレーオフのような戦い方になると思うので、先発ピッチャーの球数が多くなるのか少なくなるのかはチームによる。先発が試合を作れるか、あとはいかに中継ぎ陣が機能するかで試合を優位に進められるかが決まると思います。」