苦戦が続く日本ハムの救世主は・・・
低迷する日ハムを救うのは…。日本ハムのレジェンドOBがプロ3年目・万波中正外野手(21)に熱視線を送っている。
苦戦が続くチームに少しずつ光が見え始めている。13日の西武戦では池田隆英投手(26)が6回3安打1失点で2018年以来となる白星を挙げた。故障で19年オフには育成選手となったこともある苦労人。3月に即戦力として期待され、楽天からトレードで加入していた。今季3度目の登板で移籍後初勝利を挙げたことに「やっと勝てて良かったなと思います」と安堵の表情を見せた。
チームも引き分け1つをはさんで3連勝(13日時点)と一時のドン底状態は脱しつつあるが、さらなる上昇気流に乗るために、若手の積極的な起用を期待する声が上がる。
日ハムレジェンドOB『ミスター・ファイターズ』こと田中幸雄氏(53)は「野手だと万波ですかね」とプロ3年目の万波中正外野手(21)に熱視線を向ける。
4月10日のオリックス戦に今季初先発、プロ初安打となる二塁打を放ったプロ3年目の大型野手。昨年は二軍でチームトップタイの58試合に出場、8本塁打をマークしながら、打率は1割9分6厘と安定性を欠いた。
ただこの点に関しても同氏は「若い選手って、経験を積まないと出てこないと思うんです。二軍で結果を残せる選手は、一軍に上がって経験を積むことで活躍できると思います」と言い切る。
日本ハムでは一軍、二軍打撃コーチ、二軍監督を歴任した。多くの活躍する若手選手を見てきて「成功のコツ」を知るだけに感じる実感でもあった。二軍で活躍した選手が一軍昇格後すぐに結果を残せなくても、粘り強く起用していくことで活躍の土台が整うと見ているのだ。