なぜ山口ー大城バッテリーだったのか? OB鈴木尚広氏が語る「チーム状況」との兼ね合い
3年連続のリーグ優勝へ向け重要な2位阪神との3連戦(24日~26日、東京ドーム)で痛恨のカード負け越し(2敗1分)を喫した3位巨人。ゲーム差はこのカード前の2から4と広がってしまった。
この3連戦の3戦目には、元巨人で2019年には一軍外野守備走塁コーチを務めた鈴木尚広氏が、スポーツメディア「CoCoKARAnext」主催の、試合を解説しながらファンと交流するオンラインイベントに出席。その際、ファンから問われた「バッテリー問題」に言及する一幕があった。
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この日、巨人の先発投手は山口。その山口は今シーズン主に小林との「ドスコバ」バッテリーを組むことが多かったが、この日の女房役は、大城。
この起用には、巨人の「チーム状況」が影響しているのではないかと鈴木氏は話す。
「もちろんバッテリーの相性はあると思います。そのため、おそらくディフェンス面で考えると、相性の良い誠司。ただ、バッティング面で考えると、大城の打撃は魅力的ですし、点をとらないと勝てないという部分はある。昨日(前日)完封負けをされていることを考えると、監督としたら、打って主導権を握りたいというのはあるでしょうね。主導権を握れれば、後半誠司が守備固めとして入れ替えることができる。
チーム状況や相手ピッチャーなど、監督は色々なことを考えた上で答えを出していると思います」
守りの面では経験値も含め小林が勝っているものの、打撃面において、大城は定評がある。「打てるキャッチャー」というのは、どの球団も共通して戦力として持っておきたいもの。