原巨人 開幕に向け不安材料続々 「貧打線」より深刻な「あの穴」とは
巨人は13日の阪神戦(甲子園)に2ー2で引き分け、連敗を止めることはできなかった。
この日も課題の得点力不足は解消されず。1番に立岡を入れる新オーダーを試したが、存在感を示したのはその1番に入った立岡と2番の坂本のみ。6回に坂本が右犠飛、8回は立岡の適時打でドローに持ち込むも7戦連続で2得点以下に終わり、チーム打率も、197(13日現在)と「貧打線」が開幕に向け不安材料となっている。
12日のオリックス戦(京セラ)では守備の乱れや守護神のビエイラが大量失点するなど、様々な課題が出てきている巨人はほかにも深刻な問題を抱えている。
「守護神のビエイラの乱調も気になるところですが、開幕に向けて中継ぎ陣にも不安が残ります。勝利の方程式の一員の中川は開幕絶望、また近年大活躍の鍵谷の状態が上がっていない。これらの穴を埋めるのは容易ではないはず」(球界関係者)
昨季はチーム2位の58試合にリリーフ登板し4勝3敗1セーブ25ホールド、防御率2・47をマークした中川を欠くことも痛いが、これまでイニングまたぎなど様々な場面で重宝され、昨年も2年連続チーム最多となる59試合に登板、3勝1セーブ15ホールドで防御率3・19と安定した成績を残した中継ぎの柱、鍵谷を使えないのは痛恨だ。鍵谷はコンディション不良で今春のキャンプは立ち上げ班でスタート、ここまで一軍に合流できていない。
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