ミスを笑った清宮が翌日ミスで「戦犯」に…致命的すぎる危機感のなさ
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8月中旬から当たりが止まった日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)の打率2割切りが迫っている。26日ソフトバンク戦(札幌D)で4打席無安打に終わり、6月に.255あった打率は.207まで下降。8月10日の走塁中に左肩を痛めた影響もあるのか、以降は39打席で1安打と精彩を欠く。
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絶不調の清宮と重なるように、0-10で敗れた日本ハムは、今季ワースト8連敗で借金24。いくら勝敗度外視のチーム方針とはいえ、本拠地で屈辱的な大敗に、我慢強く起用する大砲候補に浮上の気配もなく「成長期止まってるね、反抗期かな。グレはじめたね」。試合後に語った新庄監督のチーム評は、そのまま清宮に対して向けたものにも聞こえる。
ミスで自滅する展開が多い。連敗期間中、日没コールドで引き分けた23日オリックス戦(釧路)。不慣れなグラウンドに足をとられた杉谷が、三本間でタッチアウトとなった。ベンチに戻った杉谷を、ニヤニヤ顔で見つめる清宮。テレビに映った表情のゆるみが、SNSでは一部ファンの批判を招き「自分でもミスが多いのに、人のミスを笑っている場合か」。ネットの厳しい指摘は、次戦で現実のものとなる。
同じく釧路で行われた24日オリックス戦。5回2死三塁の守備で、落下地点に入ったファウルフライを清宮が捕球できず、その直後に投手・上原が決勝弾を浴びた。地方独特の風に飛球が流されたが、新庄監督は「風向きは(球場に掲出されている)旗を見たらわかるでしょ」と苦言を呈した。人のミスを笑った翌日、敗戦に直結するミス。「人の振り見て我が振り直せ」とは、このことだ。