もったいない!大阪桐蔭を倒した右腕、U18日本代表4番…プロ志望届を提出しなかったドラフト候補の高校生一覧
10月20日に行われるプロ野球ドラフト会議の指名対象となる「プロ志望届」の提出が6日に締め切られた。
早々と巨人が1位指名を公表した高校通算68本塁打の高松商・浅野翔吾外野手をはじめ、甲子園通算11勝の近江・山田陽翔投手らが志望届を提出した。
一方、未提出の実力者も多い。
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神宮大会、春センバツ、国体と3冠の大阪桐蔭からは松尾汐恩(しおん)捕手、川原嗣貴(しき)投手、海老根優大外野手が提出したが、最速150キロ本格派右腕の別所は提出しなかった。
今夏の全国高校選手権(甲子園)で初優勝した仙台育英(宮城)からは0人。140キロ超の投手がそろっていたが、プロ入りを希望していたサウスポー古川も提出者リストに名前はなかった。
夏の甲子園準優勝と躍進した下関国際(山口)は左のエース古賀康誠投手が提出。主にリリーフで活躍し、準々決勝で大阪桐蔭を撃破する立役者となった、背番号6の147キロ右腕・仲井は未提出だった。
9月のU18W杯で銅メダルを獲得した高校日本代表メンバーでは、とくにプロからの評価が高かった広陵(広島)の内海が未提出。大学日本代表との壮行試合で1発を放ち、W杯でもチームトップの打率.368をマーク。木製バットへの順応性も見せたが「将来はプロが目標だけど、今の自分では通用しない気持ちが強かった」と大学進学を希望した。
プロ入りのタイミングは難しい。「高卒でプロに入ったほうが良かったのでは」と思わせる選手も多い。06年に早実で日本一投手になった斎藤佑樹投手は、早大進学を経て日本ハム入りしたが、プロでは伸び悩んだ。「たられば」は禁物だが、高卒でプロ入りしていたら…と想像してしまう。
志望届を提出しなかった有望選手には、成長してまたドラフト候補として戻ってきてほしい。