中国の大手自動車メーカーがF1に参入報道 今後のロードマップ、課題は?
F1は参戦チーム数拡大を狙っているとされる(C)Getty Images
中国の大手自動車メーカー、BYDが将来のF1参入を検討しているとスポーツメディア「Sportmediaset」などが伝えた。
同社のステラ・リー(李柯)執行副社長が24日に開幕した北京自動車ショーで「上海で(F1の運営会社CEOの)ステファノ・ドメニカリ氏と会った。良好な関係を維持しており、定期的に連絡を取り合っている。当社の技術を試す絶好の機会だ」と語った。
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BYDはEV(電気自動車)生産では米テスラ社をしのぐ勢いで、F1への参入形態として①車体もパワーユニットを自社製作するフルワークスチームとして参戦②パワーユニットサプライヤーとして参戦③選手権への公式商業パートナーとして関与―の3つを検討しているという。
李副社長は「F1は情熱と文化がすべてであり、誰もがF1で走ることを夢見ているからこそ、私はF1が大好き」としている。すでに電動フォーミュラカーの世界選手権フォーミュラEの関係者とは接触済みだったが、F1は参戦チーム数拡大を狙っており、今季からキャデラックがワークスチームとして参戦。12番目のチームとしてBYDに働きかけていくとみられている。
BYDにF1マシンの開発能力はあるのか。これまではEVメーカーとして注目されていたが、プラグインハイブリッド車(PHEV)の領域にも着々と進出。独自開発の水平対向エンジンを実用化し、4月初めに発表されたBYD傘下の高級車ブランド「仰望(ヤンワン)」の新型PHEV「U7」に採用された。水平対向エンジンはピストンが左右180度に向かい合う左右対称のレイアウトで重心が低く振動が少ない特徴があり、既存メーカーではスバルやポルシェが有名だ。
F1はBYDのほかに同じ中国メーカーの吉利汽車(ジーリー)にも声をかけており、新型コロナウイルス感染拡大で中止になっていた中国GPも2024年に5年ぶりに復活するなど本気度がうかがえる。







