「井納はまだやれる!」○○さえ直せばーー球界OBからも指摘を受けた再起の条件
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戦力外通告を受けた選手について、現役時代に横浜ベイスターズなどで活躍し、引退後もアテネオリンピック日本代表や、横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで語った。
今季のレギュラーシーズンも終了し、ドラフト会議や移籍交渉の話題が多くなる季節には当然、戦力外通告を受ける選手たちも出てくる。今年も多くのプロ野球選手たちが、その対象となった。そんな選手たちの中で、まだこの先もプロの世界で戦えるであろう力のある選手について、高木氏が私見を述べた。
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動画では、2016年のドラフト1位でヤクルトに入団した寺島成輝投手や、ソフトバンクの松田宣浩選手らの名前を挙げながら、まだまだやれるのではないかと持論を展開。その中でも21年オフにDeNAから巨人へFA移籍したものの、来季は戦力構想から外れた井納翔一投手の名前を挙げ、再起の条件を語った。
DeNAで目覚ましい成績を残し、大きな期待を背負いながら巨人へ移籍したにもかかわらず、わずか12試合の登板に終わり2年間で1勝1敗1ホールド、10回9失点で防御率8・10という成績に終わった。それでも推定年俸は2年間ともに1億円と、高額だったことも戦力外の理由の一つかもしれない。
ただ、野球の成績だけが振るわなかったのであれば、高木氏から「バカタレ!」という言葉が出ることもなかっただろう。井納には「宇宙人」というニックネームがつけられるほどの”やらかし”エピソードが存在する。高木氏もそこが気になっているようで、「(移籍後)1年目だよ、とにかく。ジャンプしなくていいところでジャンプしやがって、頭8針塗った」と、巨人へ移籍した直後のシーズン開幕2日前の練習時に、ジャイアンツ球場のベンチ内で頭部を損傷し、8針も縫う大ケガをしていたエピソードを披露。この事件には、当時の原監督も「恥ずかしくて言えないくらい」と呆れた様子を見せていたほどだ。