巨人移籍の松田宣浩、巨人に「8連勝」で掴んだ日本シリーズから見えた「声の力」とは?
(C)CoCoKARAnext
来季より新たに巨人でプレーすることが決まった松田宣浩。7度の日本一を経験した名手に独占インタビューを実施し、来季の具体的な目標や、日本一になるチームの特徴について聞いた。
【関連記事】原巨人 「FA全敗」で加速する若手登用 追い込まれる「選手の名前」
ソフトバンクでは17年間で1831本のヒットを積み重ね、2000本安打という大台まであと169安打に迫っている松田。チームとして7度も日本一に輝き、個人としてもゴールデングラブ賞を8度獲得するなど、多くのタイトルを獲得してきたが、あと一歩に迫る大記録達成には多くのファンたちからも期待が高まっている。そんな記録に対して松田本人は、「2000本安打は全く意識はないです。近いところにあるのは知っていますが、それを目指して現役続行したわけではないですし、まずはジャイアンツでまず一本ヒット、ホームランを打つという意識です」と、特に意識している様子はなく、多くの強打者たちがしのぎを削る『名門』での、目の前の結果に集中していた。来季の数字の目標についても、「数字の目標はないですね。今年は悔しかった。結果が出なかったので、まだまだやれるところを見せたい」と、結果にこだわる意識を徹底した。
また、ソフトバンクと巨人といえば、2019年、2020年の日本シリーズが印象的だろう。それぞれのリーグ代表として挑んだ日本シリーズだったが、巨人は松田を擁するソフトバンクに、2年連続4連敗。史上初となる『連続スイープ』で完全敗北を喫した苦い思い出がある。そんな当時を振り返り松田は、「結果的には4勝0敗でしたけど、日本シリーズまで来たら力の差は無いと思います。だからこそ目に見えない声の力が大切だと思います」と、『声』の力があったと話す。