大差のMVPレースで大谷翔平に1位票を投じた現地記者が見解!「私にとっての答えはオオタニだった」
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現地11月17日(日本時間18日)、メジャーリーグ2022年シーズンのMVPが発表された。注目を集めていたア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジが受賞となった。エンゼルスの大谷翔平とは接戦となることが予想されたものの、投票結果はジャッジの1位投票が28票、大谷は2票と、大差がつく内容だったことが発表されている。
史上初の投・打での規定数到達という偉業など、今季も二刀流で圧巻のパフォーマンスを繰り広げた大谷。2年連続での受賞とはならなかったものの、打撃タイトル2冠に輝きリーグ本塁打記録も更新したジャッジとのMVP争いは、まさに人々の記憶に長く刻まれるものとなった。
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今回の投票では、圧倒的な支持を受けジャッジの受賞となったが、現地メディアでは大谷へ1位票を投じた1人の担当者の声が話題を呼んでいるようだ。
米紙『NEW YORK POST』では、今回の記者投票で大谷に1位票を投じたというサム・ブラム氏がMVP決定後に語ったコメントが伝えられている。
同サイトではブラム氏について「彼の(大谷1位の)意図は、ジャッジの偉大さを否定することではない。彼は大谷がこのスポーツの投手と打者としてトップ5に入る実力を持ち、二刀流が実際に偉大なベーブ・ルースを凌ぐと指摘した」として、ブラム氏の見解を紹介し、続けて本人のコメントも掲載している。
ブラム氏は「オオタニといえば、元祖二刀流スターのベーブ・ルースというのが一般的なイメージだ。しかし、ルースでさえ、全く異なる時代に偉大であったにもかかわらず、彼のような二刀流のシーズンはなかったのだ」と述べており、大谷の記録を評した。