日本代表の敗因は?南米メディアが後半の攻撃意識低下を指摘「盛り上がりに欠けたままPK戦で敗れた」
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12月6日、カタールワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、日本代表はクロアチア代表と対戦し、1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に敗れた。4度目の16強での戦いだったものの、またしてもベスト8選出はならなかった。
グループステージからの勢いに乗り、3度目の「歓喜」を起こすべく挑んだ日本だったが、試合巧者クロアチアに地力の違いを見せつけられた。前半43分に前田大然のゴールで先制したものの後半10分、クロアチアのイヴァン・ペリシッチのヘディングシュートが日本のゴールネットを揺らす。相手を上回る高さを利用し、空中戦で同点に追いついた。
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また、PK戦でも両国の差は明確に表れた。日本のキッカーとなった南野拓実、三笘薫、吉田麻也のPKはクロアチアのGKドミニク・リバコビッチがセーブ。3本とも完全にコースを読んでおり、「運」ではなく「実力」で勝り、ここでも日本を制している。
前回大会ファイナリストの前に、力を出し切れないまま敗退となった日本代表。その試合結果は南米メディアも報じており、日本の奮闘を称えながらも状況を分析する冷静なコメントが並んでいる。
コロンビアのニュースサイト『Semana』は、日本の試合レポートを配信しており、その中で「グループステージで健闘したものの、準優勝のクロアチアを上回ることができず、盛り上がりに欠けたままPK戦で敗退した」と内容を評した。