木村昇吾 古巣・広島、西武のリーグ優勝に「素直にうれしい。逆・優勝請負人ですね」
木村昇吾です。セ・リーグが広島が球団史上初のリーグ3連覇を飾り、パ・リーグは西武は10年ぶり22度目の優勝を飾りました。広島もそうですが、西武も僕が昨年まで在籍して退団した翌年にリーグ優勝。「逆・優勝請負人」みたいな感じですが(笑)、素直にうれしいです。チームは離れましたが、広島も西武もチームメートやお世話になった監督、コーチ、裏方さんがいらっしゃるのでビールかけで喜んでいる姿を見ると良かったなあと心の底から思います。
現役時代の木村昇吾
僕は横浜(現DeNA)で入団して5年間プレーした後、広島で8年間、西武で2年間プレーしました。西武にきて驚いたのが打者の振る力です。サンペイ(中村)、クリ(栗山)、メヒア、浅村、秋山、山川、森とフルスイングの迫力がセ・リーグの選手と違いました。ここまで振るかというぐらい振るので、相手投手は投げにくかったと思います。優勝から遠ざかっていたのはつながりに欠けていた部分も一因だったと思いますが、2番で不動の遊撃手として出場している源田選手の存在が大きい。西武に在籍時はあの位置を僕が狙っていたのですが、源田選手がピースとしてはまっています。その貢献度は非常に高い思います。
短期決戦は何が起こるかわかりませんが、広島、西武は共に地力を持ったチームなのでCSを勝ち抜いて日本シリーズで戦ってほしいですね。僕も刺激をもらってクリケットで注目してもらえるように頑張ります。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
木村 昇吾(きむら・しょうご)
1980年4月16日、大阪府生まれの37歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。
木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)