「死角はないし、無双状態」岩村明憲氏が見た村上宗隆、WBCへのエールも
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昨シーズンに「史上初の56本塁打」と「最年少三冠王」という規格外の結果を残したヤクルトの村上宗隆内野手(23)。3月に開催されるWBCに向けて、チームの春季キャンプで調整を続けている。そんな日本が誇る若き主砲を、現役時代に東京ヤクルトスワローズや東北楽天イーグルス、メジャーリーグのタンパベイ・レイズなどで活躍し、現在は独立リーグの福島レッドホープスで球団社長兼監督として活動している岩村明憲氏が視察した。
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岩村氏はヤクルトのキャンプ第2クールを訪れ、村上や山田哲人内野手(30)ら日本代表選手たちのプレーに目を光らせた。毎年のキャンプとは違って3月にWBCがあることもあり、代表選手たちは例年よりも早く状態を上げている最中。連日のハードトレーニングで「疲れがたまっている印象も受けた」という岩村氏だが、村上について「身体もデカいし、言葉もしっかりしていて頼もしい。青年というよりベテランみたいな感じですよ(笑)」と、風格すら感じるほどの頼もしさを覚えたという。
さらに、プロ入団当時の村上を振り返った岩村氏は、「当時からすごいポテンシャルを持っていたし、身体も大きかった。守備のこととか大変な事はあったと思うけど、バット一本でそれを跳ね返して、今じゃ村神様というキーワードが出るくらいの選手になって素晴らしい。日本の4番として期待したい」と侍ジャパンでの活躍にも期待を寄せた。
村上が結果を残せる要因については、「パワーもあるし、まずは体格。手の長さが他の選手とは違う。そこで一回怪我をして、ストレッチをかなりしたことで体がかなり柔らかいと聞く。それが今、功を奏してバッティングの柔軟性が上がってホームランだけでなく打率も上がったという面もあると思う」と分析。