「ユニークな歴史を作った」米老舗誌も大谷翔平のピッチクロック違反に反応!相手投手への”アシスト”にも注目
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現地時間4月5日(日本時間6日)に行われたマリナーズ対エンゼルスの試合で大谷翔平は「3番・投手兼DH」で出場し、投手として6回を1失点で抑え、今季初勝利を手にした。打者としても7回に2試合ぶりの安打となるレフト前ヒットを放ち、ここで記録した打点が結果的に決勝点となった。
【動画】史上初、大谷翔平が投打の両方でピッチクロック違反を取られたシーンの映像
投打で勝利に貢献したこのゲーム、大谷はもう一つ、投手、打者の両方で「記録」を作った。今季より導入された新ルールであるピッチクロックで、マウンド上、さらにバッターボックスでも違反を取られている。
初回、マリナーズ4番のラリーを迎えた打席、初球を投げる前に投球動作までの20秒を超えたとしてアンパイアが大谷に対しボールを宣告した。また、6回の攻撃時には大谷が打席に入りバッティングのポーズを取ろうとしたところで残り8秒を切ってしまい、ここでもストライクをコールされ困惑の表情を浮かべた。
1回を投げ終えた後、アンパイアに対し投球動作を交えながら入念に確認を取るシーンもみられた大谷。投・打で新ルールでの違反を宣告された初のプレーヤーとして、試合後も大きな話題となっているようだ。
米スポーツメディア『Sports Illustrated』でも公式サイト上において、この試合の当該シーンをフォーカスしており「ショウヘイ・オオタニがマリナーズ戦でのピッチクロック違反でMLBのユニークな歴史を作る」と伝えている。