”守備固定”で生まれ変わった阪神内野陣に球団大物OBも太鼓判!一方で不安要素にも言及「心配なのは佐藤」
打撃不調の佐藤。守備面での安定感も増したいところだ。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
開幕から好調が続いている阪神で今季、キャンプから話題となっていたのが内野守備陣のコンバートだ。過去2年、ショートのレギュラーを張った中野拓夢がセカンドに移り、主に右翼を守っていた佐藤輝明がサード、そして大山悠輔をファーストに固定。遊撃のポジションには、レギュラー定着を狙う木浪聖也と小幡竜平が起用されている。
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岡田彰布新体制の元、昨季まで5シーズン連続リーグワーストとなるチーム失策数の改善が目的であることは言うまでも無い。また、大胆とも言えるコンバートを敢行した中でも、チームは順調に白星を積み上げていることでその効果が表れているとも言えるだろう。
開幕ダッシュで波に乗った阪神にとって、ここからの戦いの中でも重要となってくる、新たな形での内野守備陣。その陣容には球団の大物OBからも称賛の声が聞こえてきている。
1980年代、阪神の主軸として活躍し、引退後も2軍監督を務めた掛布雅之氏がYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を4月15日に更新、コンバートを行った守備陣のここまでの印象を語っている。
掛布氏は「セカンド・中野」を絶賛しており「中野の足の使い方はショートでの足の使い方なんですけど」と指摘した上で、「ファーストへの送球が余裕をもって送球できる点など、セカンドの動きになれていくことで広島の菊池(涼介)選手以上に(なれる)」として阪神・平田勝男コーチとの会話を振り返った。
さらにWBCではショートを守ったことなども触れながら「開幕からの動きをみる限りセカンドでも全く心配ない」と太鼓判を押している。