「我慢時やね」5月巻き返しを狙う広島 ”ミスを引きずらない姿勢”が重要と大物OBがエール
今季から新井貴浩新監督のもと、4シーズン続いているBクラスからの脱却を目指す広島は、3・4月の戦いを12勝12敗の五分で終えた。だが、5月は3日からDeNA、阪神を相手に3連敗を喫し、また、ゴールデンウィーク最後の2戦が雨で流れるなど、波に乗り切れない状況が続いている。
それでも、仕切り直しとなった9日の岐阜での中日戦では、先発の床田寛樹から3投手による完封リレーで、1-0と接戦を制した。
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ロードでの連戦を迎えている中、カード頭を白星で飾り連敗を止めた広島。主力投手復帰のニュースも相次いでおり、勝率5割復帰を目指し、ここからの巻き返しを見据える現在のチーム状況について球団OBからは、攻守両面において、期待の声が寄せられている。
現役時、広島の主力として長く活躍し、引退後はダイエー(現ソフトバンク)やロッテなどでコーチを務めた高橋慶彦氏がYouTubeチャンネル『よしひこチャンネル』を5月9日に更新。その中でチームの現状や今後の戦い方について見解を示しながら、古巣にエールを送っている。
高橋氏は5月の3連敗や現在、上位2チームとの差がついてきているここまでを振り返りながら、現在の広島が「我慢時やね」とコメントした。
その上で投手陣の話題では、森下暢仁が今季初登板を果たしたことや、エース大瀬良大地が5月12日の巨人戦で復帰することなどを紹介している他、床田や九里亜蓮、さらに今季から先発転向となったコルニエルが好投を続けているとして「野球自体が変わって明るいチームになってきている」と指摘した。