【巨人】注目集める「ブリンソン劇場」 テコ入れ役に浮上する「コーチの名前」
ブリンソンの再三のミスには指揮官も頭を抱えている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は13日の広島戦(東京ドーム)に2ー7と敗れ、このカード負け越しで今季20敗目に達した。苦しい戦いが続く中で、ボーンヘッドが続くブリンソンにも厳しい目が向けられつつある。
週末の3連戦もつれた展開となったのは、守護神・大勢の乱調もあったが、注目を集めたのは、13日の試合で再び飛び出したブリンソンのミスだった。
【関連記事】巨人・大勢 絶対守護神が連日のセーブ失敗で「気になる兆候」
この試合途中出場となったブリンソンは11回一死で迎えた打席に四球を選んで出塁。そこまでは良かったが、一塁けん制に引っかかり、痛恨のアウトになった。
追撃ムードに水を差す痛恨の凡ミスでベンチの原監督も怒りを隠せず。この試合、ブリンソンは4-4の延長12回でサヨナラ打を放ちヒーローとなっていたが、試合後も「帳消しという言葉をね、使っちゃっていいのかと。しっかりと検証しておく、そして次につなげるということはしておく必要があると思います」と指揮官の怒りはおさまっていない様子だった。
今季から加入したブリンソンはあわやサイクル、1試合2発など打撃でときに爆発力を見せるときもあるが、アウトカウント間違えや走塁、守備の基本的な動作で不安定なミスを連発しているとあって、首脳陣も頭を抱えている。
象徴的だったのは4月6日のDeNA戦(横浜スタジアム)だった。「6番・中堅」で出場したブリンソンは2回一死一塁の場面で左中間を破る長打を放つと、前を走る岡本和真が三塁でストップしているに関わらず、三塁付近まで「激走」。押し出されるように岡本和は本塁を突くもアウト、さらに自身もアウトカウントを間違え、三塁ベースを離れ、タッチアウトと痛恨のミスをおかしていた。