首位固めの最後のピースとなるか 阪神の新戦力に球団OBからは「何枚リリーフがいてもいい」
セットアッパーとしての活躍が期待されているブルワー(C)Getty Images
阪神が独走状態を固めつつある。ここまで5カード連続で勝ち越しを決めるなど、2位以下を引き離しつつある。近日中のマジック点灯も確実となっているが、そんなチームにおいて新加入する選手にも注目が高まっている。
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勝負の後半戦にチームが獲得を決めたのが右投げのコルテン・ブルワー投手(30=前ヤンキース3A)。193センチ、100キロの恵まれた体格から繰り出される150キロを超えるカットボールが最大の武器、ほかにもスライダー、カーブなどの変化球も操り、今季は4月にヤンキースで3試合に登板し、3Aでは15試合で防御率1・35の成績を残している。チームでは中継ぎ陣の厚みを増す存在として期待されている。
ブルワーについて、かつて岡田彰布監督の下で投手コーチも務めた阪神OBの中西清起氏は8月9日に更新した自身のYouTubeチャンネルの中で言及している。
投球画像をチェックしたという同氏は直球は少ないとしながら、持ち味である150キロをこえるカットボール、ほかにもスライダーを持つことから「1イニングだけなら大丈夫なのかな」とセットアッパーとしては十分、機能するとした。
さらに現在リリーフとして起用されているカイル・ケラーとの違いを聞かれると「ケラーほどアバウトな制球力ではない」とし、左打者の内角を突く投球もできるとして、うまくいけば勝利の方程式の一角も務められると期待を寄せた。