阪神のDH争い勃発か⁉注目は”直球破壊王子”と”人気者助っ人”のアピール
渡邉(左)やミエセス(右)にチャンスは与えられるのか。今後の展開に注目だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今週からフェニックスリーグが開幕した。フェニックスリーグは若手育成を主目的としているが、CSを控えたチームにとっては実戦感覚を養うための調整の場となっている。それだけではなく、スタメンが確実ではない選手にとっては、CSはもちろん、その先の日本シリーズに出場するためにアピールできるラストチャンスの場とも言って良い。
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阪神は天候不良によって1試合流れたが、現在3試合を終えて3連勝中。この3試合で躍動したのが直球破壊王子こと渡邉諒だ。10日のヤクルト戦ではホームランを記録。11日の楽天戦でも2安打、12日の韓国選抜2戦でも1安打を放つなど、3試合連続安打をマークするなどアピールを続けている。
阪神のスタメンはほぼ固定されているため、渡邉がスタメン出場することは難しいだろう。それでも、日本シリーズに進出すれば、指名打者という枠ができる。指名打者ではまだスタメンが確実視されている選手はいない。このまま結果を残せば、日本シリーズで指名打者としてスタメン出場を果たせる可能性はある。
ただ、ミエセスも負けてはいない。10日と12日の試合はノーヒットだったが、11日は2打数2安打と集中力の高さを発揮している。加えて、今シーズンは渡邉(打率.177、2本塁打)よりもミエセス(打率.222、5本塁打)のほうが好成績だ。