「気持ちが木浪に乗り移った」松田宣浩氏がセ・リーグファイナルステージ第2戦を解説!阪神劇的サヨナラ勝利も「両軍とも投手中心の好ゲームだった」
松田氏は伊藤、大瀬良の両先発の内容を称え、「短期決戦らしい白熱した」投手戦になったとした(C)CoCoKARAnext
10月19日、甲子園で行われたクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦で、阪神が広島を2-1で勝利を収めた。接戦が展開されたゲームは、阪神のサヨナラ勝ちという劇的な幕切れで、日本シリーズ進出へ王手をかけた。
初回、広島が小園海斗のタイムリーで1点を挙げると、阪神も2回に佐藤輝明、ノイジーが連続ヒット。ノイジーのライトへの当たりでは、右翼手の末包昇大が打球を後逸、佐藤が還り阪神が同点に追いつく。
その後は伊藤将司、大瀬良大地の両先発投手が無失点に抑え、8回からともにリリーフ陣に繋ぎ、1-1のまま最終回を迎え、阪神は連投となった岩崎優が9回表に登板し、3人を打ち取っている。その裏、広島も守護神、栗林良吏がマウンドへ。先頭の森下翔太を内野ゴロに仕留めるも、続く大山悠輔にはカットボールが甘く入ったところをライトへ運ばれ、これが2ベースヒットに。
佐藤三振で2死とした後、広島バッテリーはノイジーを申告敬遠で歩かせ、次打者の坂本誠志郎との勝負を選択。しかし、ここでストライクが入らずストレートの四球となり満塁。この最高の場面で、8番の木浪聖也が1・2塁間を破るヒットを放ち、ゲームに終止符を打った。広島は初戦に続き先制点を挙げるも、このゲームでも追加点を奪えずに敗れた。
最終盤まで緊張感に包まれることとなったこのゲームを、ソフトバンクと巨人で通算1832安打、301本塁打を記録し、今季で18年間の現役生活を終えた松田宣浩氏に話を聞き、この2戦目を振り返って貰った。