「フィリピン人ボクサーの敗戦に終止符を打つ」井上尚弥との4団体統一戦実現間近のタパレスが意気込み 地元メディアも自国王者に反応
打倒・井上に燃えるタパレス。戦前の予想では前者が圧倒的に有利とみられているが…(C)Getty Images
プロボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と、WBA&IBF同級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が4団体統一を懸け、年内に拳を交えることが決定的となった。国内外各メディアにより、12月26日に日本で開催されると報じられている。
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井上がスーパーバンタム級で2本のベルトを手にした、今年6月のスティーブン・フルトン戦以降、もう一人の統一王者であるタパレスとの対戦に向けた水面下での動きも伝えられてきており、いよいよ4団体統一戦というビッグマッチが現実のものとなりそうだ。
すでに、多くのファンもイメージを膨らませている両者の激突は、これまでプロキャリアで負けを知らず、まさに怪物並みの強さをみせてきた井上の勝利を予想する声が少なくない。しかし、海外ではタパレスの「モンスター打倒」への並々ならぬ意気込みも伝えられている。
フィリピンのニュースサイト『Abante News Online』では10月16日、大一番を前にしたタパレスの特集記事を配信。井上戦へ臨む、自国の統一王者のコメントなどを紹介する内容となっている。
記事の中では「北ラナオ州出身の31歳は、イノウエとの戦いで厳しい『悪夢』となり、イノウエの連勝や、彼に倒されてきたフィリピン人ボクサー敗戦の記録に終止符を打つつもりだ」と期待を寄せており、さらに「マニー・パッキャオも成し遂げられなかった4団体統一王者へ向け、熱心なトレーニングを続けてきた」と綴っている。