大谷翔平の“極秘交渉”の正当性を訴え バレロ代理人があらぬ批判にも反論「100%反対する。私には理解できない」
水面下で世界的な注目を集めた交渉を推し進めた大谷。その正当性をバレロ代理人が訴えた。(C)Getty Images
プライベートが守られた完璧な交渉だった。今月11日に契約が正式発表された大谷翔平とドジャースのそれである。
交渉期間中、大谷はほとんど公の場に姿を見せなかった。先月2日にフリーエージェント(FA)選手として正式公示されてからも沈黙を貫いた。ドジャースでの入団会見の場で「今も他の選手の交渉もしてる最中だと思うので、僕の口から具体的な交渉の内容に関しては、あまり言うことができない」と語った当人の心境を慮れば、余計な騒動を生み出さないための施策だったのかもしれない。
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ただ、注目度とは裏腹にオフの一大イベントでもある移籍市場が閉塞感に包まれたことで、一部メディアからは大谷サイドに異論が寄せられた。米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は「自分をもっと売り込めとまでは言わないが、もっと球界に関わる必要があるんじゃないか」と指摘。米スポーツ専門局『ESPN』のジャーナリストであるスティーブン・A・スミス氏は「今の振る舞いは素晴らしい選手に値するとは思えない」と皮肉った。
無論、大谷側にも言い分はある。プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)を生み出した“極秘交渉”のカギは「プライバシー」にあったという。