ドジャース編成本部長が告白 大谷翔平獲得決定の瞬間「バレロから『あなたたちは彼を手に入れた』と言われたんだ」
大谷を獲得し、ほっとした表情を浮かべるフリードマン編成本部長(左)。(C)Getty Images
去る12月11日、ドジャースは今オフにエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平との契約を正式に発表した。10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約に加え、全体の97%を後払いとする異例の支払い形態が世間を驚かせた。
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エポックメーキングな契約によって熾烈を極めた争奪戦を制したドジャース。大谷獲得が決まった瞬間は、関係者たちも「安堵した」という。
12月14日に本拠地ドジャー・スタジアムで実施された入団会見後に、MLB公式ネットワーク局『MLB Network』に出演したアンドリュー・フリードマン編成本部長は、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏から電話を受けた際のエピソードを明かしている。
「(移籍決定の)電話は私が受け取った。あの時はちょうどZoomで会議をしていてね。息子のサッカーの試合に向かう移動の車内で他の選手をリクルートするところだったんだ。その時に電話が鳴って、『ネズ・バレロ』と表示されたんだ。だから、『みんな、やばい! 電話が来た。出なきゃ!』と言って、Zoomを切ったんだ」
さらにフリードマン編成本部長はバレロ氏との会話も克明に振り返っている。
「会議を抜け出し、息子の試合がやっているグラウンドに向かいながら、彼(バレロ氏)と話した。そこで『あなたたちは彼を手に入れた。インスタグラムで数分後に発表するよ。あなたたちがショウヘイ・オオタニを獲得したんだ』と言われた。どう反応したかは覚えてないよ。とにかく私はすぐにマーク・ウォルター(オーナー)とスタン・カステン(球団社長)に電話で連絡をしたよ」