「来いよ…」リアル・ミッチーが吠えた!かつての三河のエースとマッチアップ 34得点と執念

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〇三河 86 ‐ 73 新潟●
(三河通算成績 13勝13敗)

 「自分に集まるマークの上から決め切らないと、この試合は勝てない」

 そんな声が聞こえて来そうなシーホース三河・エースの金丸晃輔の「リアル・ミッチー」ぶりが発揮された後半の逆転劇だった。普段は冷静でクールな金丸が攻守にわたり、気持ちを全面に出したプレーが続いた。前日のGame1から続いていた新潟の流れを呼び寄せた。

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理不尽な状況下でも冷静さを保つ秘訣「リアル・ミッチー」(https://cocokara-next.com/motivation/real-mitchi-coolness-secret/)

 何人マークが来ようが構わない。その上から決めるだけ。

 圧巻は3Q。ファウルを食らいながらも3ポイントを決めきる。3人に囲まれても勝負所でシュートを決め切る。守りでも身体を張った執念のディフェンスを見せる。4Qでの逆転、勝ち越しをエースの奮闘が呼び込んだ。

 対する新潟アルビレックスBBも五十嵐圭がこの2連戦好調を維持。また、2006~2017年と長年シーホースでプレーした新潟・柏木真介が金丸とマッチアップ。アイシン時代から応援するファンにはたまらない対決。プレー中もお互いに笑みを浮かべながら「やるな」と言う声が聞こえてきそうなハイレベルな真剣勝負のぶつかり合い。

 普段はあまり感情を表に出さず、釣りを楽しむ温和な金丸。この日は、勝負の流れを変えたパスカットからの3ポイントが決まると珍しくガッツポーズと雄叫び。エースの気迫と本気が勝利を呼んだ。

 以前にインタビューした際に、本調子になるのは「いつも年明けくらいから」と言っていた金丸。

 金丸晃輔は毎年タイトルも獲るような数字を残す選手。だが、その数字以上に漫画「スラムダンク」で登場人物・三井寿が「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ」と言うセリフのような勝負所、「ここで、それ決めるか?」と言うようなプレーを見せてくれる選手。マークがきつくなればなるほど、力を発揮する。

 三河は今節がホーム最終戦。「理想的な勝ち方(鈴木HC)」で2018年ホーム最終戦を締めくくった。この後、年内は富山、川崎とアウェイの試合が続くが、苦戦した前半戦の流れを変え、良い形で新年を迎えるために大事な試合が続く。

 本来、Bリーグ中地区の覇権争いの中心にいるはずのチームは今年は苦戦しているが、いよいよ本命チームの主人公が目を覚まして来た。

1Q 三河21–23 新潟


幸先の良い立ち上がりも、逆転され2点のビハインド

スターティング5は、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

#14金丸、#3ミークス、#32桜木と流れるようなパス回しから先制点を挙げると、#14金丸が3Pシュート、フリースローと連続得点、#32桜木のバスケットカウントで9-3とリードを奪う。
守ってはインサイドの守りを徹底し、#3ミークスが#3柏木のドライブをブロックするなど最初の4分半を5点に抑える。しかし終盤、新潟#7五十嵐に3Pシュートを3本沈められ、三河21–23 新潟で1Qを終える。

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