寒いけどほてる!冬のホットフラッシュをラクにする4つの対処法
「寒さを防ごうと厚着したのに、汗をかいてしまう…」
「急に暑くなる症状を防ぐ方法はないの?」
冬場は暖かい室内で過ごしたり、厚着したりすることが多くなります。体温調整が難しくなり、ホットフラッシュによる急な発汗やほてりにどう対処すればいいか悩んでいる人も多いのでは。汗をかいたまま放置していると、風邪など体調を崩しかねません。
そこで、今回は冬のホットフラッシュへの対処方法を3つ紹介します。
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1.冬に感じる暑さの原因は更年期によるホットフラッシュかも?
ホットフラッシュは、更年期に起こる代表的な症状のひとつで、上半身ののぼせやほてり、発汗などを伴います。冬にホットフラッシュが起きると、本来であれば寒さを感じるはずなのに、暑くて汗をかいてしまう場合もあります。
ホットフラッシュが起こる原因は、更年期に起こるエストロゲンの減少により、自律神経が乱れて血管の拡張や収縮などの働きがうまくいかなくなるからです。血流による体温の調節機能に不具合が起きて、寒さの厳しい冬にも関わらず暑さを感じるのです。
2.着脱しやすい服装など、冬のホットフラッシュへの対処法
寒さで着こみたくなる冬場は、どのようにホットフラッシュに対処すればいいのでしょうか。
ここでは、すぐにできる対処法と、自律神経を乱さないために欠かせない生活習慣の整え方を説明します。
2-1.服装を工夫する
まずは、着脱しやすい服を着るようにしましょう。たとえば、見られてもおかしくないTシャツを下着の上から着て、その上にカーディガンやセーターを着用するといいでしょう。
そうすると、ホットフラッシュで暑くなっても、上着を脱いですぐに涼しい服装に変更できます。汗をかいたときに備えて、替えの下着やハンドタオルなどを準備しておくのもおすすめです。
2-2.腹式呼吸をする
ホットフラッシュは自律神経の影響で、からだが緊張状態になったときに起こります。そのため、腹式呼吸をしてリラックスすると、体温の上昇が落ち着く可能性があります。
次の手順で腹式呼吸を実践してみましょう。
(1)ラクな体勢で座る
(2)腹部に手を当てる
(3)腹部に当てた手で膨らみを感じながら、ゆっくりと息を吸う
(4)息を吸いきったら、腹部が凹んでいることを感じながらゆっくりと息を吐く
ホットフラッシュの予兆を感じた際に腹式呼吸を行うと、体温上昇や発汗などを防ぐ効果が期待できます。
2-3.生活習慣を整える
生活習慣を整えると、更年期による自律神経の乱れを予防できるため、ホットフラッシュが起こりづらくなる効果が期待できます。次のような生活習慣を心がけて、自律神経の乱れを予防しましょう。
●十分な時間、良質な睡眠をとる
●ウォーキングやヨガなどの有酸素運動を習慣にする
●食物繊維やたんぱく質を豊富に含んだバランスのいい食事を心がける
●起床や就寝、食事の時間を一定に保ち規則正しい生活を送る
ホットフラッシュの症状を予防するためにも、以上のようなからだに優しい生活を心がけてください。