“第3の刺客”アフマダリエフが描く野望 タパレスとの再戦から井上尚弥撃破へ「俺の目標はベルトを奪い返すこと」
タイトル戦線への野望をアフマダリエフが、井上と彼が持つベルトに対する強い想いを語った。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARA Next、(C)Getty Images
スーパーバンタム級でも異彩を放つ「怪物」は、あらゆる猛者たちの標的ともなっている。現地時間1月25日、米老舗誌『The Ring』の取材に応じた前WBA&IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、同級で4団体統一王者に君臨する井上尚弥(大橋)に対する想いを語った。
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かく言うアフマダリエフにも井上と対戦する権利はある。昨年12月に行われたケビン・ゴンサレス(メキシコ)との12回戦を8回2分49秒TKOで勝利。リング上で「俺こそがチャンピオンだ」と叫んだ29歳は、挑戦権を得ていた。
ただ、井上の次戦は、今年5月にWBCの指名挑戦者であるルイス・ネリ(メキシコ)と行うことが決定的となっている。ゆえにアフマダリエフは、この一戦の勝者との対戦が有力視されている。
井上の「第3の刺客」となるウズベキスタンの猛者も、現状をただ指をくわえて待つつもりはない。『The Ring』のインタビューで「自分はタパレスとベルトをかけずに戦い、どちらが上かを皆に示すつもりだ」と断言。昨年4月に判定の末に敗れ、2団体統一王者から陥落させられた因縁のマーロン・タパレスとの再戦を望んだ。