【阪神】佐藤輝明が 4年目の進化へ 打撃以外でも「成長が求められるポイント」「新たな刺客」とは
佐藤は守備面の成長も求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
チーム初のリーグ連覇を目指す阪神では、球界屈指の投手力を誇るが、昨季はほぼ固定となったVメンバーにも更なる伸びしろが求められそうだ。
その意味で真価が問われそうなのは、今季がプロ4年目となる佐藤輝明にもある。昨季は132試合に出場し、打率・263、24本塁打、92打点とキャリアハイの成績を残した。本塁打、打点ともチームトップ、入団以来3年続けて20本をマークは評価されながら、岡田監督からは未だレギュラーと明言されておらず、アピールを求められている。自身もオフには米国の「ドライブライン・ベースボール」で打撃フォーム改造にも着手と気合を入れて臨むシーズンとなる。
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打撃以外で成長が求められているポイントは守備面もあがる。昨年はこれまでの外野併用から三塁固定となって初めてシーズン通して戦ったが、「20失策」を記録。三塁手としては村上宗隆(ヤクルト)に次ぐ多さでワースト2位となった。本拠地の甲子園球場は天然芝とあって、難易度も高いが、すでに三塁ポジションにはロマン砲の一人、豪快な打撃が魅力の小野寺暖も取り組んでおり、安穏とはしていられない状況となっている。
育成出身の小野寺といえば、昨季43試合出場でキャリアハイの打率・347をマーク、得点圏打率も・375と勝負強さが売りの選手。昨年8月には佐藤に代わって、「3番・三塁」で先発出場も果たしている。これまでは代打稼業が主だったが、得意の打撃を生かして、外野手もしくは、三塁手争いに勝ち抜き、定位置奪取を目指している。