阿部巨人 V奪回への道 鉄壁内野陣に食い込めるか 注目集める「即戦力ルーキーの名前」
阿部監督も各ルーキーの伸びしろを期待している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
各球団、開幕を見据えていよいよキャンプでも実戦を練習に組み込む球団が増えてきた。
4季ぶりのV奪回を目指す巨人でも2月11日に阿部慎之助監督になって初の紅白戦が行われた。
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注目のドラフト1位ルーキー、西舘勇陽(中大・21)は白組の先発としてマウンドに上がり、三者凡退に抑えるなど1回完全投球と順調な調整ぶりを見せた。
またこの試合で光ったのはドラフト4位ルーキーの泉口友汰(NTT西日本・24)にもあった。白組の「8番・DH」で先発出場、3回の第1打席で直江大輔から右前打をマークした。守備でも従来から評価の高いやわらかなハンドリングで危なげなく打球を処理するなど、実戦型の即戦力ルーキーの呼び声通り、安定した力を発揮した。
遊撃が本職だが、二塁も守れ、内野手の即戦力として期待を集める。ドラフト4位ルーキーで、背番号「35」といえば、昨季は門脇誠が大暴れした出世番号で知られる。
門脇といえば、昨年ルーキーイヤーで126試合出場、打率・263、3本塁打、21打点をマーク。当初は堅守で評価を高め、開幕一軍をもぎ取ると、「打撃」「足」と〝武器〟を増やして、ついには坂本勇人に替わって、遊撃レギュラーの座を任されるに至った。今季から背番号「5」に変更、さらなる飛躍が期待されている。